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アントレ・ラボ メールマガジン 
( 第33号 ) 2016年5月2日(月)

本メールマガジンは第1・第3月曜日の配信しております。
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< 内容目次 >

1.エッセイ

◆「中庸」

仲津定宏(株式会社アントレ・ラボコーポレーション 代表取締役)

2.定期連載

「人間誰でも一人では生きてはいけない」

(第2回)感化と創造

広沢 曄夫(応用工学研究所 所長)

 

1.エッセイ

◆「中庸」

仲津定宏(株式会社アントレ・ラボコーポレーション 代表取締役)

「中庸」とは、物事を判断する上でどちらにも偏らず、かつ通常の感覚でも理解できるものという意味で、最初に使われたのが孔子の中にある『論語』と言われている。

 以前にある本で、この言葉を見かけ、その時はあることに専ら行き過ぎると良くなく、中間的な立ち位置を持つことの大切さを説いていた。その時はわかったような、わからないような感覚で、むしろその時は何かに集中するほうが良いのではないかと考えていたので中庸ということの大切さを実感することができなかった。

 ただ最近感じることは、何か人やコトでも良いのだと何かに過度に依存しすぎたり、集中しすぎると、その反動が大きさなることと思っている。だからこそ、物事を行う上でのバランス感覚や常に中立的な立場でとらえて判断することの大切さを感じている。

それではどのようにしたら中庸的な感覚を持って物事を判断するのか。

それは自分や自分の会社をとらえる時に、一歩引いて真上から自分を見るような感覚が必要のように思います。つまり地図でいうと、自分を頭の上から見下ろすような感覚で、自分自身の位置はどこにあるのか。それを知るように意識することだと思います。

そして何かがうまくいき成功した時には落とし穴にはまらないように意識して油断しないように気を付ける。足元をしっかり固める。反対にうまくいかない時ほどあつくならず、なぜうまくいかないのか。うまくいかない中にも良い面を見出しながら、その中で改善できることを前向きな気持ちを持っていると打開策が意外にも早く見つかると思います。

「中庸」、ぜひ皆様の日々の中でも意識の中に1つおいて頂ければと思います。

2.定期連載

◆人間誰でも一人では生きてはいけない」

(第2回)感化と創造

広沢 曄夫(応用工学研究所 所長)

人の気持ちを見抜くのは容易なことではないということを前回に書いた。見抜けないから信頼していくしかない。

信頼することは相手から感化されることだと考える。

相手が何歳であろうと、年齢に関係なく相手の言葉や態度から何かを自分が感じ取る。「そうだ!」と思ったり気が付いたりする。これを心情伝播というのだろう。心情伝播は相手が人間であることばかりではない。景色、風景なども眺めていても何かを感じ取るというよりも感じ取らせてくれる。世の中の万物が対話の対象になるのだと思っている。

人は感化によって作られ、心の成長も衰退もしていくのだろう。人はその人が置かれた環境によって作り上げられていく。“環境先生”と言う言葉が自分の頭の中に浮かんでくる。どこにいても何をしていても意識はしていなくても“環境先生”は何かを教えているのだろう。

 他から受けることを感化とすれば、自分で新たなことを考えたり作りだしたりすることを創造と言っている。「創造力が逞しい」「創造力が見事だ」などは褒め言葉かもしれないが、「同じ発音の「想像」とは異なり、新しいものを生み出すのが「創造」の条件になる。昔から創造性を養う講演、講座や書籍が種々存在するし、ビジネスの対象にもなっている。感化とは異なり自分で成し遂げなければならないのが創造である。新しいものを生み出すと言っても全くのゼロからでは何も生まれない。長い経験、豊かな体験があればあるほど創造するためのヒントも多くなり、新しいものを創りだす。長い経験や豊かな体験は共に時間の函数だろう。人生長生きの時代。長生きはその人の財産。他人には譲れない自分だけのもの。

 ジャーナリスト・評論家として著名な立花隆氏の言葉に「40、50は洟たれ小僧」を実感し、50代で見えなかったことが60代で見え、70代で発見もある。40,50のとき偉そうな顔して、いっぱしのことを口走ったが、今はチャンチャラおかしいという感じです。としをとることは世の中がよくみえ、ものすごくいいことです。と書かれていた。立花隆氏は現在75歳。私の方が8歳年上だ。自分の財産をもっと有効に活用するようにと励まされた文章だった。

「人は人によって作られ、人に育てられている」

“以耄立志”(耄として志奮い立つ)自分の座右銘の中から。

3.セミナーイベント案内

1)5月11日(水)7:30~8:30 易経で読み解くビジネスケーススタディ

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2016/5/11

2)5月18日(水)7:30~8:30 That's 雑学講座

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2016/5/18

3)5月20日(金)19:00~21:00 持ち味カード体験会

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2015/5/20

4)5月25日(水)7:30~8:30 ビジネス法務講座

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2016/5/25/-2

5)5月25日(水)19:00~21:00 ビジネスマンに使える「空気を読む力」講座

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2016/5/25/-1

6)5月26日(木)10:00~17:00 元特許庁の審査官が教える、知財担当者速成講座

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2016/5/26

4. 次回予告
次回第34号は2016年5月16日月曜日に発行予定です。

5. 編集後記

GW前半は晴れが続いておりますが、皆様はどこかにお出かけされましたでしょうか?

私も、連休で混み合いながらも家族と出かけてつかの間の休息をとらせて頂きました。

こうした時間が仕事の原動力になり、また新しい発想を生み大切な時間になることを痛感しています。

仲津 定宏



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