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アントレ・ラボ メールマガジン 
( 第32号 ) 2016年4月18日(月)

本メールマガジンは第1・第3月曜日の配信しております。
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< 内容目次 >

1.エッセイ

◆「ぶれない心」

仲津定宏(株式会社アントレ・ラボコーポレーション 代表取締役)

2.定期連載

「人間誰でも一人では生きてはいけない」

(第1回)「信頼」~人の気持ちを見抜くのは容易ではない~

広沢 曄夫(応用工学研究所 所長)

 

1.エッセイ

◆「ぶれない心」

仲津定宏(株式会社アントレ・ラボコーポレーション 代表取締役)

ぶれない心とは、周りの環境によって自分の気持ちや感情に左右されることなく、自分が見据えた目標をたんたんと進むことができる心だと思います。

最近はやっとの思いで入社した会社であってもわずか1ヶ月、ひどいのになると1週間もたたずに退職する新入社員もいた話を聞きました。確かに自分が想定していた環境と違うことで、少しでもその場から去りたいという気持ちが強くなるのはよくわかります。

 私自身も、最初に入社した会社や転職先でも、何度辞めたいという気持ちに直面したかわかりません。その度に自分の感情に振り回されてきたのです。実際には辞めずに、その後も残り続けて、その会社に居て本当によかったと思う経験をしてきました。

仕事上でも自分の感情に流されてしまうとクライアントやパートナーともうまくいかないこともあり、やはり大切なことは自分の気持ちや感情をぶれずに一定に保つこと。そのことは成功していく上での必須の条件に思います。

感情がぶれそうになる時、自分は何を目指しているのか。それを思い起こすことで、全てが自分をハッとさせてくれる。自分の感情をコントロールし、自分の人生もマネジメントできることはしていきたい。そんなことを思います。

2.定期連載

◆人間誰でも一人では生きてはいけない」

(第1回)~「信頼」~人の気持ちを見抜くのは容易ではない~

広沢 曄夫(応用工学研究所 所長)

世の中を信頼出来るか、出来ないか。

この世に生を受けた以上、世の中を信頼して生きていくしかないだろう。信頼出来なかったり、否定したりすれば自分の人生は成り立たないし、これは人間としての宿命だ。

運命は自分の志や偶然のツキと自己努力によって変わったり変えられたりすることもあるだろうが、宿命からは逃れることはできない。

宿命は自分は日本人、男性(女性)であり両親は選べないということであり、宿命とは自分が持って生まれた特質で一生変えられないものと解釈している。勿論人工的に加工すれば可能になるだろうが、本質的には変えられないだろう。これを天から与えられた性質で天性と言うのだろう。これに対して運命は偶然のツキもあるだろうが、自分の意志や努力によって変えられるものだと思っている。自分では運命は自分で切り開くものと言う信念のもとにこれまで生きてきた。

 ここで大切なのが自分と他者の関わり合いである。自分が憧れている人、尊敬する人、素敵だと思う人などいろいろな人が存在するだろうが、これらの人達とは反対の立場の人達も大勢いるだろう。嫌いな人、心が通じない人、冷たい人、顔を見るのもイヤだと思う人など、然しこの反対側の人達からも得るものはあるのだと意識するようになったのは社会人になってからだった。それまでは“純”一辺倒で育てられ、育ってきた。

 「人は人によって育まれまた滅亡もする」と自分なりに思い続けてきた。

この根底には「人付き合い」がある。あの人はどんな人か、この人は正しい人なのか、正しくない人なのかを見分ける自分の眼力はどうなのか、自分の五感力は?この課題のもとに人生の半分以上を費やしてきた。「あの人を見抜けるか」は簡単に解るものではない。それなりの長い年月を必要とするだろうし、その人の全ての性格や人格を対象とするのではなく、この部分は尊敬しあの部分は見習いたいと思うように、部分に分割の眼力を行使するように心がけてきた。これも自分なりの体験学習となった。

中にはあの部分は寧ろ軽蔑すべきと感じたこともしばしばあった。すぐれた人格者と思われる人でもオールOKとはならないことも体感してきた。これも長い人生体験の賜物だと思ってきた。この間、常に頭にあったのが“信頼”だった。信頼する、される、これが人間関係を育む基本だと感じ取ってきた。逆に信頼出来なければ信頼も得られず、人間関係は育まれてはいかないだろう。

 最近、一人の古い友人から「ボロは着てても心は錦」と言う便りを頂いた。この頼りの差し出し人との交流に思いを馳せて、便りを書いてくれた時の実態を想像してみた。着ているものはボロでも心の中は錦を着ているように気高いこと、または見た眼はみすぼらしく冴えなくても、心は豊かだと言うことだろう。人は見かけで判断してはいけないという戒めの言葉だと思っている。

 また現代社会で一流企業、二流企業と格差を付けて会社を選別し、教育も親子揃って一流企業目指すための報道が盛んにおこなわれている。一流企業に入社出来ればいい生活が保証され、一流企業に入れない学生は苦労すると言わんばかりに教えられるような子供達。当たっている面もあるだろうが、一流企業の社員どころか役員や経営者の中にもこれがいい人かと疑われるようなニュースが度々眼に入るようなってきた。一流とは会社の区別ではなく、会社と言う組織の中の一人ひとりの個人について考えてみなければならない。一流企業の一流人間であれば問題はないのだろうが、一流企業の中にもダメ人間も存在するだろうし、企業の社会的使命は儲けること、売上向上、経営効率向上と言う数字だけの問題ではなくなり、社会貢献度が問われる時代になってきた。勿論企業である以上数字も大切だが今はグローバル化の時代。グローバリズムの勉強をもっと学んでいく必要が企業にも求められる時代だろう。

 古い友人から受け取った頼りの中の「ボロは着てても心は錦」について考えを巡らせている時に、この随筆を書いてみることを思い付いた次第です。便りをくれた友人とのお付き合いはほぼ20年近くになるだろうか。その間に人柄や仕事ぶりなどを自分なりに見てきたが、誠実さ、真面目さの人だと思い、今でもその思いは変わらない。また、更に50年も前からお付き合いをしている友人から最近届いた手紙にも、差出人のいつも変わらない心情が切々としたためられていた。出会いは確か私が社会のマイノリティー探索の仕事を手掛けていた頃だった。これまでも同じような立場にいた人達はかなりの数になるが、事業展開にまで至った例は極く稀だった。本人の気持ちも技術の優れた面があっても、周囲環境との折り合いが整わずに没になってしまうのが殆どだった。

 それらの当人を見極めるのはこの自分と協力仲間達。それらの人達を間違いないと認識し、それらの人達の「人を見る判断力」にも自分の心が磨かれていくのもまた当然だと思っている。私も齢83歳。老の時代から耄の時代の人になった。今ここに新しい造語“以耄立志”(耄として意思奮い立つ)を思い付き、新たな座右の銘としたい。

3.セミナーイベント案内

1)4月20日(水)7:30~8:30 朝ラボ勉強会(That's 雑学講座)

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2016/4/20

2)4月27日(水)7:30~8:30 朝ラボ勉強会(ビジネス法務講座)

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2016/4/27/2

3)4月27日(水)19:00~21:00 セルフマネジメント力修得講座

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2016/4/27

4)5月25日(水)19:00~21:00 ビジネスマンに使える「空気を読む力」講座

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2016/5/25/-1


4. 次回予告
次回第33号は2016年5月2日月曜日に発行予定です。

5. 編集後記

ここのところ天気がなかなか安定しませんが、天気の良い日は本当に気持ち良い。

例年この時期は花粉症に苦しめられておりますが、今年は今月はじめにピークがおわり、
だいぶ快適に過ごすことができております。数少ない春を満喫したいと思います

仲津 定宏



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