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アントレ・ラボ メールマガジン 
( 第30号 ) 2016年3月21日(月)

本メールマガジンは第1・第3月曜日の配信しております。
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< 内容目次 >

1.エッセイ

◆真田に学ぶこと

仲津定宏(株式会社アントレ・ラボコーポレーション 代表取締役)

2.定期連載

◆「昔も今もこれからも」(第5回)出会いの場

広沢 曄夫(応用工学研究所 所長)

 

1.エッセイ

◆真田に学ぶこと

仲津定宏(株式会社アントレ・ラボコーポレーション 代表取締役)

私もここ数年NHKの大河ドラマを見ていませんでしたが、今年の大河ドラマは毎週楽しみにしています。

そう「真田丸」です。題材となった真田幸村こと、真田信繁とその家族の生涯を描いたドラマになっています。これまでのところでは、特に幸村の父である、真田昌幸が面白い。

とても学ぶことが多いと思います。どんな点を学ぶことができるのか。3つほど考えてみました。

1つ目は大局観である。戦国時代の中で、明日の勝者が誰になるか、常に流動的な戦況にあって、真田家を守るために的確に戦況を判断し、誰につくのがよいのかを大きな視点で考え、判断・行動していることです。そこにはつまらないプライドや意地よりも現実的に何が大切かを大将として持っているように思います。

2つ目は相手のニーズを読む力です。いくら真田が有能な武将であっても一人では生き残ることが難しい中、周りの有力な大名を味方につけながら生き残っていく。そのためには相手の武将にとって真田と組むメリットが必要です。そのため相手が困っていること、求めていることは何かをきちんと考える想像力が重要になってきます。そこが当たっていたからこそ、多くの有力な大名と一緒に組むことができたのだと思います。

3つ目は柔軟性。1つの大名についたことに固執していたらここまで真田は生き残っていなかったと思いますし、有名にもならなかったと思う。大局観で戦況を把握し、相手のニーズをとらえ、柔軟に対応・行動ができたからこそ、生き残りを図ることができたのだと思います。

この3つの能力は企業経営にも通じることがあり、弊社で開催しているダイナミズムというビジネスシミュレーションゲームにも通じるところがあるように思います。

 

2.定期連載

◆「昔も今もこれからも」(第5回)出会いの場

広沢 曄夫(応用工学研究所 所長)

自分の人生を振り返ってみて、今までにいつどこでどんな人とどんなきっかけで出会い、その人との関係がどうであったかを考えてみると、人生は非常に複雑な人間関係によって成り立っているのだということをひしひしと感じてくる。

これまでに出会った人達との関係で今の自分が出来上がっているのだろう。「人は誰と出会うかによって人生が決まる」と言ってもいいだろう。自分では両親を選ぶことは出来ないが、出会う人は自分で出来る。前世から決まっていることで自分では変えることが出来ないことを宿命と言っているが、親との出会いは宿命なのだ。

宿命に比べて人との出会いは運命だと思っている。

運命とは人の意志によらないで幸、不幸を与える力とか、巡り合わせと言うように解釈されているが、運とは与えられるものではなく、自分で切り開くものだと考えている。宿命に対しての努力と言うものはないが、運命に対する努力はあるのだと自分では思っている。

 毎日の暮らしや仕事の中で、いつどんな人と出会うかは分らない。今日出会った人との関係で明日からの自分に人生が変わるかも知れない。朝、自宅を出かける時に、今日はどんな人と出会えるだろうかと思うと楽しみも膨らんでくる。応用工学研究所とはどんなところかと聞かれた時に「異質人間の交流の場を提供しているところ」だと説明してきた。

本来は「複雑多様化する社会環境において、社会のトレンドと調和したニーズに応えるための調査研究業務活動を行う」ことを目的に掲げていたが、最初から研究テーマを決めていたわけではない。時代の流れに即応した有効なことをやってみたいと言うことだった。そのためにはいろいろな人達の知恵や力を借り、協力してもらわなければならない。そのように心に決めて活動をしてきた。その結果、応用工学研究所にはいつもいろいろな人達が集まってくるための場作りが着々とでき始めてきた。

 日本は戦後の貧困時代から見事に立ち直り、世界でも冠たる経済大国を作り上げてきた。然し経済ばかりではなく、政治にもガタが生じ、国全体が不景気と混迷の中にあり、これまでのナビゲーションシステムは全く用をなさない状態になっている。今、国や産業界は何をなすべきかという議論の中から、新たな体制作りと、新たな産業やビジネスの創出のために産業界の基盤となっている中小企業、中でも意欲ある創造性の高いベンチャー企業に期待をかけ、その育成支援が大々的に叫ばれるようになっていった。これも時代の流れの一つだろう。応用工学研究所ではこれまで全国各地の中・小零細企業や個人事業者との交流を重ね、これらの企業の中に埋もれる優れた技術や発想の発掘作業を続けてきた。

 これまでのこれらの事業者との交流体験から、小さな(弱小)事業者には仕事と生活の区別はないということを痛感させられてきた。それに対して行政も大企業も仕事は仕事、そこには勤務時間が決められている。勤務時間以外は自分の時間であり、家族、友人との時間であって、勤務先からの拘束は受けない。そこには仕事と生活のはっきりとした区別があるが、小さな事業者達には仕事が生活であり、生活が仕事になっていて、仕事と生活のはっきりした区別がないのだと感じとってきた。

人は誰でも誰かを信じ、誰かに頼って生きている。“また会いたい人”“あの人なら何でも相談が出来る”と言う人を自分は何人持っているのだろうかと言うことがとても大切なことなのだと思いながら、これまでの一日一日を送ってきた。小さな事業者にとって仕事の情報交換だけの場ではなく、みんなが自分が必要と思っている人誰かと出会える“暮らしの場”を作り上げていきたいと願い続けてきた。

3.セミナーイベント案内

1)3月25日(金)19:00~22:00「ダイナミズム」いい会社作り体験ゲーム

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2016/3/25

2)3月30日(水)19:00~21:30 習慣化のための黄金ルール

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2016/3/30/11

3)4月27日(水)19:00~21:00 セルフマネジメント力修得講座

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2016/4/27


4. 次回予告
次回第31号は2016年4月4日月曜日に発行予定です。

5. 編集後記

 寒い時期も過ぎてようやく暖かい春を迎えることができそうですね。個人的には今年は昨年以上に花粉が飛んでいるため、暖かくなると花粉がひどくなるのですが、春の気候自体は好きです。皆さんは春をどのような気持ちで迎えられますか?

仲津 定宏



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