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アントレ・ラボ メールマガジン 
( 第12号 ) 2015年6月15日(月)

本メールマガジンは第1・第3月曜日の配信しております。
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< 内容目次 >

1.エッセイ

◆私のキーパーソン

すぎもとかおる(プロフィールコーチング®創案・山梨セラピスト協会代表)

2.定期連載

未来のキャリアコンパス(第12回)  ハイテク社会と人間①

応用工学研究所 所長 広沢 曄夫氏 

1.エッセイ

◆私のキーパーソン

すぎもとかおる(プロフィールコーチング®創案・山梨セラピスト協会代表)

「君は本に書いてあることを鵜呑みにするの?」


当時21歳だった私が専攻する社会心理学の卒業論文のテーマを発表した際、ゼミの教授N先生からこう言われました。

N先生の教えは単純明快でした。


簡単に言葉悪く言ってしまうと、
「なんでも一度は疑ってかかれ」
ということであり、
もう少しきちんとしたフレーズに直すと
「問題意識を持ちなさい」
ということでした。

他のゼミ生の卒論テーマの発表にも私同様、厳しい「ダメ出し」をして、みんなけちょんけちょんに打ちのめされていました。
※このダメ出しを今では密かに「愛あるダメ出し」と呼んでいます。

鼻っ柱の強かった私でしたが、N先生の「愛あるダメ出し」を受けた恩恵は計り知ません。

N先生のゼミを希望する学生はとても多かったのですが、1~2年の頃、どうしてもN先生の話が聞きたくて、授業にもぐりこんで聴講していたおかげもあって、志望動機の提出の際も先生の研究テーマなどに沿って書けて、念願叶ってゼミ生になることが出来ました。

N先生は自分のことを「先生」と呼ぶことを嫌う当時では珍しいタイプの教授でした。
研究室には学生がいつも気軽に出入りし、放課後になると、数名のゼミ生と談笑して、人生について、物事の考え方について熱弁をふるい、仕事観、恋愛や結婚のこともディスカッションする日々でした。

4年生の時は、先生と希望するゼミ生で、伊豆の合宿や、北欧・イギリスの研修に出かけました。
N先生は、社会心理学だけでなく、北欧の教育なども研究されていたため、デンマークの国民高等学校の視察も同行させていただきました。

また、就職でも大変お世話になって、バブル崩壊後の「就職氷河期」と言われる中、先生に推薦文を書いていただき、唯一の大学職員の内定をいただくことが出来ました。

実際卒論を書く段階になると、調査をしなくてはなりません。
そんな時、N先生が「君の研究したいテーマによく似た調査をしているところがあるよ」とある企業の研究所を紹介していただきました。

論文にあった女性の研究員の方にお手紙を出したところ、
その女性研究員の方は、「学生さんの卒論のためなら」とご自身で調査したデータをたくさん送ってくださいました。

卒論が完成した際、その女性研究員の方にお礼のお手紙を書くと
「学生のあなたの熱心さに触れて私も初心に戻って頑張ろうと思います」というお返事をいただきました。

当時はワープロで、調査も手配りのアンケートで、統計の出し方も計算機でひとつひとつ計算してまとめた卒論、そして就職活動の時に書いていただいたN先生の「推薦文」は今でも私の宝物です。

そんな私ですが、結婚して山梨に行くことを決め大学の仕事を退職し、12年前にアロマセラピストと講師として起業しました。
現在は、その仕事に加えて3000人以上の自分史に寄り添ってきた経験をもとに、起業家や経営者向けにコーチングで魅力を引き出し、プロフィール文を作るプロフィールコーチング®もさせていただいています。

夫の両親と同居しながら、子育てと主婦業と自分の仕事・・・
いくつもの草鞋を履いて日々慌ただしくしていますが、いつもN先生が教えてくださった「問題意識を持つ」という考え方が仕事をしていく上での「軸」となっています。

私の住む都留市は人口が3万人に満たない小さな市で産業や観光資源も少ないです。

「この土地に縁あって来た私が出来ることって何だろう」

これが私の「問題意識」であり、仕事への思いとして根底に流れています。
たどり着いたのは、地域の人材は地域で育てる(育む)【地産地育】です。

現在は、中学生の「職業体験」受け入れや、学校で習わない「香り」や「色」のことなどを伝える活動をしており、夢はプロフィールコーチング®をビジネスだけでなく、これからを担う子供たちの教育プログラムとして17歳の必須科目にすることです。

人生のキーパーソンであるN先生がこの文章を読んだらどう思うかな?
「愛あるダメ出し」をされるかな?
などと想像すると当時の厳しさも蘇ってきますが、これからも「問題意識」を持ちながら、日々成長していけたらと思っています。

すぎもとかおるさんの詳しいHPは以下にございます。ぜひご覧ください。
http://profile-coaching.com/

2.定期連載

未来のキャリアコンパス(第12回) ハイテク社会と人間①

応用工学研究所 所長 広沢 曄夫氏

日本は経済力や技術力では世界でも一流国といわれ、その結果最も豊かな国といわれてきた。この豊かな日本も時の流れによる価値観の変化によって、その豊かさにも陰りが見えてきた。日本経済は急速な発展と共にその裏ではいろいろな歪が生じ、それが表面に湧出してきた。経済力を測定するモノサシと技術を測定するモノサシの二本のモノサシだけが国力を測定するモノサシではない。豊かさを測るモノサシもいろいろあるだろうが、自分が豊かか、豊かでないかはそれを評価する人の主観の問題であり、客観的なモノサシではない。また自分が大金持ちで豊かだと思っていても、「あの人の心は豊かではない」と言われることもあるだろう。

 モノサシにはみんなが共通のモノサシと、それとは別に人夫々によって異なるモノサシの二つがある。ハードウエア主体の世の中からソフトウエア主体の世の中に価値観が移行して、商品は機能性、安全性、耐久性、利便性というようなこれまでの客観的な価値観に加えて、美しさ、感じ良さ、心地よさなども要求されるようになった。モノ余り時代の価値観は、これまでの物質経済時代の物的価値観だけではなく、市場心理の変化から生まれた新たな一人ひとりの心情的な価値観を充足させるものでなければならなくなった。

 価値観の多様化社会における個々の心理の変化をどう読み取っていくかということが課題になっている。価値観は供給する企業側が想定して用意するものではなく、それは生活者の一人ひとりの感性に委ねられている。経済理論があって市場が動くのではなく、市場の心理によって新たな感動を喚起させるための方策が求められている。

3.セミナーイベント案内

◆今後の勉強会のご案内

3.セミナーイベント案内

◆今後の勉強会のご案内

1)6月19日(金)15:00~17:00 小規模経営者向け!独立力養成講座

詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2015/6/19

2)6月24日(水)19:00~21:30 習慣化のための黄金ルールセミナー

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2015/6/24/8

3)6月26日(金)19:00~21:00 自己紹介レター作成セミナー

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2015/6/26/626-4

4)7月3日(金)10:00~20:00 ビジネスサバイバルゲーム
・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2015/7/3/-

5)7月9日(木)14:00~16:00 実践型法務研修 体験講座
・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2015/7/9


4. 次回予告
次回第13号は7月6日月曜日に発行予定です。

5. 編集後記

先週から関東地方でも梅雨に突入しました。梅雨というとジメジメしたイメージがございますが、今年はなぜか過ごしやすい気温・気候に思います。特に朝と夜は肌寒い日もございますが、全般的に心地よく感じます。皆さんはこうした季節、いかが過ごされますか?
私は今年はこうした時間を利用して夏以降の動きに向けて色々と集中して資料作成など仕込みの時間に充てられればと思います。

仲津 定宏



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