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アントレ・ラボ メールマガジン 
( 第10号 ) 2015年5月18日(月)

本メールマガジンは第1・第3月曜日の配信しております。
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< 内容目次 >

1.エッセイ

◆私のキーパーソン

齊藤均氏(風水建築デザインコンサルタント)

2.定期連載

未来のキャリアコンパス(第10回)  情報とコミュニケーション①

応用工学研究所 所長 広沢 曄夫氏

 

1.エッセイ

◆私のキーパーソン

齊藤均氏(風水建築デザインコンサルタント)

学生時代、社会人の生活の中でいろいろとお世話になった方はいます。ですが、私にとって人生のキーパーソンとなった人との出会いというものはまだありません。

自分の人生がまだまだ発展途上にあるからでしょうか。そのような人物と出会い、人生の師と仰ぐような方がいると心強いことだろうなあと思います。

私の場合は学生時代から読んだ本との出会いが、ある意味自分の人生にとってのキーパーソンの役割を担っているような気がします。学生時代に何気なく読んだ本で、それ以来35年以上読み続けている本があります。今では表紙もボロボロの状態になり、自分で電子書籍化してiPadの中に入っています、

その書籍は「言志四録」という本です。

本書は、江戸時代後期の林家の儒者佐藤一斎の、42歳から80歳にかけての、前後40年にわたる思索の賜物と言われているものです。

著者の佐藤一斎は、昌平坂学問所の儒官、現在でいえば東京大学の総長まで務めた儒学者でした。42歳で筆を執った『言志録』を皮切りに、『言志後録(こうろく)』『言志晩録(ばんろく)』を著し、最終作となる『言志耋録(てつろく)』と4部を書き上げたのは82歳のときでした。

この本は、幕末から明治にかけて多くの人々に影響を与えました。西郷隆盛は、1133箇条ある言葉の中から特に感動した 101箇条を選んで書き写し、自分だけの『言志四録』(南洲手抄言志録 101箇条)をつくり、自己の座右の書としていました。西南の役で故郷鹿児島の城山で自刃するまで、橋本左内の手紙とともに、肌身離さず身につけていたといわれます。

私も60歳までには、好きな格言をいくつかを選んで自分の座右の書にしたいと思っています。ここで、気に入っている格言を一つご紹介します。

 以春風接人。以秋霜自粛。(春風を以って人に接し、秋霜を以って自らつつしむ)

その意味は、人にはさやかわで温かい春風のように接し、己には秋の霜の寒い身の引き締まるような凛とした厳しさで向き合い、自分を慎みなさい。

 ビジネスにおいても、営業、交渉、コミュニケーションなどで、自分を引き締めさせてくれる言葉です。

 以下、齊藤様が2000年から運営している「風水探偵団」というHPです。

http://www2.odn.ne.jp/fengshui/ 

2.定期連載

未来のキャリアコンパス(第10回) 情報とコミュニケーション①

応用工学研究所 所長 広沢 曄夫氏

情報とはある事柄の事情や状況などを知らせるその内容のことを指すが、そこには情報を伝える人と受ける人がいる。現代社会は高度情報社会と言われているが、高度情報の高度とは何を指しての高度なのかがはっきりしない。情報の内容が高度なのか、あるいは情報の蓄積、保管する方法が高度なのか。多分情報を伝えたり受け取ったりという情報のやり取りや、情報の加工、処理、保管するための技術が高度になったことを指しているのだろう。その結果情報は昔と比べて扱われる内容も量も比べものにならないほど豊かになった。

情報は本来の意味からすれば発信者、伝達者、受信者が夫々の立場で明確になっているが、一般には発信者と伝達者が同一の場合が多い。高度情報社会になって発信者も伝達者も受信者も夫々が不特定多数になって、誰が誰のためという枠は殆どなくなってしまった。テレビ、新聞、書籍、報告書、噂、口コミなどそこには文字、言葉、映像などがありニュース、知識、データとして発信され、これらが全て情報となり、我々はこの情報洪水の中で毎日の生活を送っている。情報とはこれらの人工的に扱われるものだけではなく、自然の情景も街の風景も、更に人の行動や人の表情も全てが情報と言えるだろうし、その情報が自分とってどのような意味を持つかを考えている。

情報のやりとりがコミュニケーションであるとすれば、静かな自然の中でじっと佇んでいても、そこでは自分と自然とのコミュニケーションがあり、そのコミュニケーションによって自分の心も変化していく。情報にはデータ、文章、画像、言語など客観化されたもの、コード化されたものが新聞、テレビ、パソコンなど技術メディアによって伝達される加工情報と、言葉、身ぶり、手振り、目つき、顔色や服装から態度までその人が醸し出す雰囲気などのナマ情報と言うべきものもある。世の中は情報化社会と言われているが、それは加工情報の多いことと、それらの加工情報のやりとりの手段としてのコンピュータをはじめとする多様な技術が進んだことを指しており、人間同士のナマ情報やりとりは加工情報洪水のなかで逆に減少傾向すらみられる。

新聞、書籍、ラジオ、テレビ、パソコン上などにのっている加工情報は自分の目や耳を通して入ってくるが、ナマ情報は目や耳だけでなく、鼻、舌、皮膚などを含めた五官機能をはじめ身体全体を通して取り入れられた感覚情報も伝えられて脳に作用する。従って加工情報とナマ情報を比較すれば、当然そこには質の違いがある。加工情報はあくまでも情報であり、形式知として外部への発信も容易であるが、ナマ情報は情報であると同時に自分自身の行動でもある。加工情報によって評論は出来ても実践は難しいが、ナマ情報は実践そのものである。講演会などで、加工情報に頼る評論家よりも、ナマ情報による体験談のほうがはるかに迫力があるのは当然だろう。

自分の行動計画にしても仕事の企画立案にしても加工情報、ナマ情報の両方を組み合わせながらまとめ上げるが、そのためには加工情報は図書文献で調べたりコンピュータのキーボードを叩いたりすれば入手出来るが、ナマ情報は自らの体験と信頼できる地人、友人という限られた範囲の人から取り入れるのが殆どである。つまり加工情報は代金を支払えば入手出来るが、ナマ情報は自分の日常生活の実際のあり方次第によって身についていくものである。人間の知は自分と外部とのコミュニケーションによって獲得される。知のストックは新生児から始まるが、新生児と母親との間には勿論言葉の会話による明白知のやり取りはない。母親が言葉で話しかけてもそれは単なる母親の意志表示でしかない。言葉はなくても母と子の態度、表情などによる感覚的、心理的コミュニケーションによってお互いの知をストックしていく。

 

3.セミナーイベント案内

 ◆今後の勉強会のご案内

3.セミナーイベント案内

◆今後の勉強会のご案内

1)5月22日(金)19:00~21:00 100円ノートを活用した業務先取り術セミナー

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2015/5/22/100 

2)5月23日(土)10:00~17:00仕事力が上がる「かたづけ」研修一日講座

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2015/5/23/5231day- 

3)6月10日(水)19:00~21:00  仕事力が上がる「かたづけ」研修 体験講座

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2015/6/10/610- 

4)6月24日(水)19:00~21:30

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2015/6/24/8 

5)6月26日(金)19:00~21:00

・詳細情報: http://www.entrelabo.co.jp/news/2015/6/26/626-4 


4. 次回予告
次回第11号は6月1日月曜日に発行予定です。

5. 編集後記
 今週は月曜日の早朝から目まぐるしい1週間だった。ただ一生忘れることのできない思いれのある1週間になったと思う。これからは家族も一人増えたのでますます仕事にも、家のことにもバランスをとりながら楽しく、頑張ってゆきたいと思う。

                                                                                                                      仲津 定宏



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